モンテッソーリ教育を取り入れた認可保育園です。

大切にしていること

直接体験を通して…

「シャツ脱ぎたい!」
シャツをめくる、めくりあげる、顔が隠れる、「いないないばあ!」と遊びになる。

身体の四肢を動かしてモゾモゾするも顎にシャツが引っ掛かり、脱げずに泣き出す。
その子どもの思いは、「脱ぎたい!」「脱げない!」「助けて!」と叫んでいるのです。この場面は、お家でもよく見られる光景です。「助けて!」の時が、大人の出番!困っていることを少しお手伝い。
例えば、シャツを持ち上げてあげる。少しだけ引っ張るなど。

繰り返し、繰り返し経験することで、目標であるシャツを脱ぐために必要な手指先の動きを習得することができます。「シャツを脱ぎたい!」という目標から「自分でシャツを脱ぎたい!」に設定が替わると、上手くいかないことに葛藤しますが、お家の人や保育者の励ましで、何度も気を取り直して、葛藤を乗り越え、「自分でシャツが脱げた!」と満足感や達成感を味わうのです。

自分の体を自分の思い通りに動かすことができるようになるための、安心安全で集中できる場所を整えること。目の前の子どもの姿を客観的に見抜き、必要な援助の仕方を考え実践できる力が大切です。子どもの思いに寄り添い、その思いが叶えられるようにすることが、私たち保育者の務めだと考えています。

動ける身体・感じる身体

視覚

風の動きが見えるモビールを追視し、好奇心を爆発させて探索活動をする0歳児。

聴覚

ピアノの音を聞き、誘発する動きを見せると真似ようと一生懸命な子どもたち。動きに自信がもてるようになると、身振りでリクエストする1歳児。「ウサギになりたい!」「次は、カエルになりたい!」と言葉で思いを伝える2歳児。

嗅覚

草花や果物、調理の香りを嗅ぎ、自分好みを探求する1歳児。

味覚

旬の食材を食べ「おいしい!」と満足そうな笑顔!の2歳児。

触覚

様々な形や形状の物に触れようとする口や手は電波探知機のような0歳児。

コミニケ保育園の感触遊び

「体の感覚器官を通して学びを得る」乳幼児期の発達の特性を踏まえて、保育活動を行っています。

様々な素材の感触を楽しもう!
片栗粉粘土、寒天遊び、フインガーペイント、小麦粉粘土、お米粘土、油粘土、紙粘土、氷、色氷などに触れる取り組みをしています。
その素材の手触りや温度、形状、色の美しさなどに気づき、その特性について知ろうとしている子どもたちの姿が見られています。

コミニケ保育園の食育

子どもたちが感謝や思いやりの心を身につけて
心身ともに健やかに育つうえで「食育」は切り離せないテーマです。安全で衛生的な食事を提供することは基本として食への感謝の気持ちや喜びを知る大切な時間だと考えています。

地域とのふれあい・経験を大切に

大阪の都心にもかかわらず、大川の川岸に位置する本園は、身近に自然を感じられ、近隣には、大阪の台所と言われる天神橋筋商店街があります。昔から商業で栄えたこの土地柄は、人情に厚く同じ目的に向かって仲間で協働する力を秘めています。
このような地域で生活する子どもたちには、地域の人と触れ合いながら、育って欲しいと考え、公共施設の利用、商店街への買い物、近隣の人たちとのかかわりを大切にし、人とかかわる力を育んでいます。

子ども自身が、自分の体を思い通りに動かすことができることを目的としたモンテッソーリ教育を取り入れ、0歳児、1歳児、2歳児に必要な経験を積み重ねることで、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をつかさどる感覚器官)を通して、個々の好奇心を満たし、豊かな知性、感性を育むことが、本園の使命だと考えています。

コミニケ保育園 園長 上田サナエ

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